git(コンソールver)の基本的な使い方 ~ワークツリーからローカルリポジトリにコミット編~ [Windows]
はじめに
分散型バージョン管理システムであるgit
(コンソールver)について説明していきます。
あくまで個人開発用のgitの基本的な流れしか説明していませんので、ご注意ください。。。
インストール
Windowsを使用しているので、git for Windowsからダウンロードを行い、インストールします。
gitの初期設定
はじめにコミット時の情報として表示されるユーザ名とメールアドレスを登録します。 この登録は最初に一度しておくとその後は必要ありません。
$ git config --global user.name "メインアカウント" $ git config --global user.email "メインアカウントメールアドレス"
ワークツリーからローカルリポジトリにコミット
流れとしては以下になります。
1. 初期化(init)
2. ワークツリー内のファイルをインデックスに登録(add)
3. インデックスに登録したものをローカルリポジトリに登録(commit)
ローカルリポジトリを作成
Gitで管理したいディレクトリに移動してinitコマンドをたたく。
今回はCの直下に作成した空のSampleディレクトリに対して作業を行っていく。
C:\Sample>git init Initialized empty Git repository in C:/Sample/.git/
以下のコマンドを実行するとSampleディレクトリ内に隠しファイルの.gitが作成される。
ワークツリーで作成したファイルをインデックスに登録
前準備として、ワークツリー(Sampleディレクトリ)で適当なテキストファイル(test.txt)を作成し、保存する。
その変更履歴をローカルリポジトリに登録するのだが、ワークツリーで作成したものは直接ローカルリポジトリに登録されるのではなく、一度インデックスを挟む。
つまり、登録したくないものは、インデックスに登録しなければよい。
インデックスに登録するにはaddコマンドを使用する。
//指定ファイルのみ C:\Sample>git add test.txt or //すべてのファイル C:\Sample>git add .
インデックスに登録したものをローカルリポジトリに登録
この作業のことを一般的にcommitと呼ぶ。
//git commit -m "<コメント>" C:\Sample>git commit -m "first commit" [master (root-commit) 4758ce9] first commit 1 file changed, 1 insertion(+) create mode 100644 test.txt
ワークツリーとインデックスの状態を確認
以上の作業で、ワークツリーからローカルリポジトリにコミットは完了しているが、正しくコミットできているかを確認していきます。
C:\Sample>git status On branch master nothing to commit, working tree clean
以上のログが出力されれば、現在ローカルリポジトリに登録されているものと、ワークツリーのファイルに変更点がないことを示します。つまり、正しくコミットされているということになります。
ローカルリポジトリの変更履歴を確認するには、logコマンドを使用します。
C:\Sample>git log commit 4758ce9d0951a864e43ecb364eeaf5813c4baedf (HEAD -> master) Author: <ユーザ名> <メールアドレス> Date: Fri Jul 28 09:53:21 2017 +0900 first commit
おわりに
今回はgitを使ったワークツリー(作業用ディレクトリ)からローカルリポジトリにコミットする方法について説明しました。
元々、私はGUI(GitHub for Windows,Git Kraken etc..)で管理をしていたので、コンソールでの管理を行う際には慣れが必要だなと感じました。
ですので、初めてgitを使う方はコンソールではなく、GUIアプリケーションの使用をおすすめします。